独立行政法人 国立青少年教育振興機構　国立若狭湾青少年自然の家

ただいま帰りました！海の冒険王たちはとっても元気です！＜パート３＞

2011年08月26日

またまた続きです・・・ ◆２６日（金） 昨日の天気が雷に大雨と、とても海に漕ぎ出せる状態ではなかったので、自然の家までシーカヤックで帰れるのか大変心配しましたが、一夜明けて、とても穏やかな若狭湾の海に戻りました。

でも、油断は禁物です。いつ天候が急変するかわかりません。 予定よりも早めに「無人浜」を出発し、自然の家に向かうこととしました。

テント撤収から、もとの浜に戻す作業など、自然の状態に戻すための作業を素早く終え、朝食をみんなでいただきました。

それでも、心配そうに空を眺めながら、オーシャンとくぅしゃんは念入りに打ち合わせを行ってくれていました。

「なかなか厳しいアタックになるのでは・・・」 全員を集めて、もう一度、オーシャンから重い一言をいただきました。 みんなの顔からは、笑顔はありません。ただひたすら、海を眺めて「行くぞ！」と言わんばかりの輝いた目がとても印象的でした。

でも、『海の冒険王』にとって、どんなにつらい試練が待っていたとしても、このメンバーならきっと乗り越えられるという自信と誇りのようなものが感じられました。 オーシャンから、来るときと同様、気合いの雄叫びをいただき、みんなで、海に向かって「いくぞー！」「おぅー！」と元気よく叫びました。

各ペアが一斉にシーカヤックに乗り込みました。その姿は、来たときとは全然違う、ほんとうに凛々しく頼もしいくらいの姿でした。

いざ！出発！思いはとても熱く、激しいはずですが、何かとても静かで穏やかな、すがすがしい気持ちでの出発となりました。

海上で、全員が集合し、オーシャンからの『ＧＯ！』のかけ声で、いっせいにパドルを始めました。

パドリングも、無人浜に向かった３日前とはうって変わり、とてもスムーズに、そして、お互いのタイミングもしっかりと合いながら、シーカヤックが軽やかに若狭湾の海をすべっていきました。

あまりのパドリングの上達ぶりに、「びっくり！」させられてしましました。 もっと驚かされたのが、行きに約６時間もかかったに、なんと！１時間もかからないで自然の家付近までやってきました。 すごい！の一言です！『海の冒険王』たちは立派にその力をつけ、大きく成長してくれていました！！

こうして、無事に海を渡りきった『海の冒険王』たちは、また一歩母なる海に近づいたように思え、この、母なる海で大きく成長してくれたように思います。 ほんとうによく頑張りました。

到着して終了ではないのが「海の自然学校」であります。 疲れもある中、すぐに片付けをみんなで行いました。

これぞ立派な『海の冒険王』なのである！本当にご苦労様です！そして、ありがとう！！