なれずし作りの事業です。

 青少年の体験活動の普及啓発を目的とした教育事業「漁家体験シリーズ~食文化の伝承~第2回「なれずし」作り」が3(土)、4(日)の1泊2日で行いました。  「なれずし」は、若狭の伝統的なスローフード「へしこ」(サバのぬか漬け)に、ご飯とこうじを混ぜ合わせて漬け込んだ発酵保存食品であり、すしの原型とも言われているものです。  この事業は、実際になれずしを作っている漁家に宿泊していただきながら活動を行うものです。  では事業の様子をご紹介します。  小浜市田烏の集落センターにて開会式を行い、その後漁家「佐助」のご主人で、なれずし作り名人の森下氏から「なれずし」の歴史や作り方等についてお話いただきました。

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その後近くの浜に出て、地引網を体験する予定でしたが、あいにくの天候により中止となってしまいました。そこで、若狭地方の歴史や食文化についてより理解していただくため、「おばま食文化館」と「若狭三方縄文博物館」のどちらかを選択し、行っていただきました。

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漁家に戻ってから「なれずし」作りに取り掛かります。1日目はぬかに漬かっていたへしこ(約半年前に自分たちで漬けていたものです)をきれいに洗い、皮をむく作業を行いました。

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今日の作業はここまでで、明日このサバにご飯を詰めていきます。後は漁家の方々との語らいの中、おいしい夕食をいただきました。(やまたつ)