トビーブログ
平成26年度教育事業 漁家体験シリーズ~食文化の伝承~ 第2回「なれずし」づくり
2014年11月02日
11月1日(土)~2日(日)の1泊2日で標記事業を実施しました。この事業は若狭地方の伝統的スローフードを通して食文化について理解を深めるとともに、地元ならではの食文化の大切さを発見することと、漁家での生活体験と交流を図ることを目的として実施しました。小学生からその保護者等22名の参加者が田烏の民宿“佐助”さんの森下佐彦氏のご指導の下、「なれずし」つくりを行いました。事業の様子をご覧ください。
はじめの式です。西岡所長の挨拶です。
森下さんから“なれずし”についていろいろなお話を聞きました。
4月に作成した“へしこ”のぬかを落とします。落とした後はきれいに水洗いします。
さばの皮を注意深く、はいでいきます。 この後はまとめて水につけておきます。今回は15時間つけるとのことでした。途中2回水を入れ替えしました。
森下さんのご好意で“カマス”をいただきまして、みんなでさばき、ひらきました。
一夜干ししました。とてもいいお土産ができました。ありがとうございました。
ここからは選択活動です。梅ジュース作りです。講師はJA敦賀三方梅の里会館の高橋さんです。
福井の梅についてお話を聞きました。福井県の梅の生産量は和歌山、群馬に続いて第3位だそうです。材料は冷凍した青梅500gと砂糖500gです。
容器に梅を一掴み入れ、砂糖を入れ、また梅を入れ、というふうに繰り返し入れていって、すべての梅、砂糖を容器に入れたら出来上がりです。そのまま10日間おいておけば美味しい梅ジュースができます。
選択活動、磯釣りの様子です。
小あじや小さなメジナなどが釣れました。このあとは田烏の二つの民宿に分かれて宿泊しました。美味しい海の幸をいただいたことでしょう。
二日目です。昨日、水洗いしたさばに入れるお米と麹を混ぜ合わせているところです。
さばに混ぜ合わせた米と麹をはさんでいきます。
はさみおわったものはこのように樽に入れておきます。参加者の手元に届くのは約2週間先です。
“へしこ”や“なれずし”について森下さんから説明と参加者からの質問コーナーの時間を作りました。
終わりの式です。西岡所長よりまた、ぜひお会いしましょうとご挨拶がありました。
ここからはオプションプログラムです。帰宅された方もおられましたが、へしこを使った料理教室を若狭湾青少年自然の家で実施しました。講師は食堂店長の山下さんです。
へしこをそいでいきました。
へしこのカルパッチョです。
へしこの巻きずしです。
へしこのスパゲッティも加わり、豪華なへしこ料理が完成しました。この後、みんなで美味しくいただきました。若狭湾青少年自然の家では地元の食文化の代表的なものである、「へしこ」「なれずし」の事業を続けています。次年度も計画しておりますので、今年こられた方々もお友達を誘っていただいて、ぜひご参加ください。(おくパパ)