H30 なれずし作り

平成30年11月3日(土)~4日(日)1泊2日で食育体験シリーズ~地域文化の伝承~第2回「なれずし」作りを実施しました。この事業は若狭地方の伝統的スローフードを通して食文化についての理解を深めるとともに、地元ならではの食文化の大切さを発見することをねらいとしています。4月に「へしこ」作りに事業を実施しましたが、作ったへしこからもうひと手間かけた「なれずし」を作りました。へしこ作りの時にもご指導いただいた、田烏地区の森下さんをはじめ、漁家の方々にもお世話になって、37名の参加者が漁家での生活体験もしながら、「なれずし」作りを楽しみました。

会場は旧田烏小学校です。石﨑所長の挨拶です。

森下佐彦さんより「なれずし」のお話を聞きました。

へしこについてあるぬかを落としてきれいに水洗いします。

サバの皮をむきます。この後は一晩水につけておきます。

残った時間は魚さばきを体験しました。カマス、小鯛を用意していただいて、漁家の人から包丁の使い方、さばき方などていねいに教わりました。

この後は選択活動で田烏漁港での釣りと田烏散策を行いました。ほとんどの方は釣りを楽しみました。カサゴなど小さな魚がけっこう釣れました。

この後は4つの漁家に分かれて、民泊しました。美味しい海の幸をたくさんいただきました。

2日目です。サバを酢にくぐらせて、米と麹をまぜたものをはさんでいきます。

米麹をはさんだサバはこのように保存します。

なれずしは約2週間つけてから、各ご家庭に送付されます。出来上がりが楽しみですね。

終わりの集いです。

この後はオプションプログラムとして、若狭湾青少年自然の家に行って、ボート活動とへしこを使った料理教室を行いました。料理教室の様子です。メニューはへしこを使った水餃子、グラタン、お茶漬けでした。

この事業は10年以上も続いています。地元田烏の協力の元、毎回参加される方々もおられます。もっといろんな方々に「へしこ」「なれずし」を知っていただきたいです。特に子どもたちに体験してほしいですね。また、来年の1月12日(土)~13日(日)に若狭地方の郷土料理作りの事業も行います。現在、担当者が企画中ですので、こうご期待!(おくパパ)