教育事業「森の声キャンプ」を開催しました 

11月16日(土)~17日(日)の1泊2日で、若狭湾の森・山を活用し、親子で自然体験活動を行うことを通し、自然への興味や理解を深められることを目的とした「森の声キャンプ」を開催しました。

「海の道若狭湾」は海の活動だけではありません。施設のすぐ背後に広がる「黒崎半島」の森は様々ま植物があり動物がすんでいます。秋の自然を楽しみながら、海と密接につながる森の役割や里山の保全などについても考える1泊2日となりました

 

初日。トビーホールでの開会式。今回の宿泊はトビーホールでのテント泊です。

 

最初に、自然遊歩道を散歩です。秋の深まる若狭湾。広葉樹も紅葉が終わりに近づいているようです。

参加のみなさんは遊歩道に落ちているドングリなどを拾いながら、それぞれに自然を感じているようでした。

遊歩道の途中で、小浜市農林水産課、小浜市里山創造協議会の方から、人が恵みを享受してきた里山の成り立ちや役割、その手入れをなぜ行うのか、などについてお話を聞きます。

その後、植林された杉の間伐の様子を見せていただきました。子どもたちは興味津々。高さ20m以上の樹木が倒れていく様子に圧倒されていました。

 

その昔、活用することを目的として植えられた杉が、時代が移り変わり管理する人が少なくなったことや、活用目的で販売しても高く売れないことなどから残ってしまっている森が多くなってきている状況があるそうです。

どうやって森、里山をこれからも保全し、持続可能な社会づくり、人々とともに生きていける環境作りに貢献していけるかを、考えておられる皆さんのご苦労も感じられました。

参加者は、小浜市農林水産課、小浜市里山創造協議会の指導を受けながら間伐体験を行い、間伐樹木の利用方法の一つとして、大型機械を使ってのチップづくりを行います。

 

樹木の種類によって様々なチップの形になることや、色・においの違いなどがあります。触り心地がいいですね。

 

あっという間に午後3時。おやつの時間です。焼き芋体験。間伐材を活用した木をもやして焼き芋をじっくり焼き上げます。ほっかほかで甘い焼き芋。参加の大人からも「やきいもなんて小学生以来かなぁ」との声。自然と笑顔になりますね。

 

夜はリースづくりです。講師の先生からポイントを教わりながら作り上げていきます。大人も夢中。

 

2日目は作ったチップを、自然遊歩道で荒れて歩きにくくなったところに埋めながら整備をしました。

天候も穏やかで黒崎半島の先端、ふれあい山荘、沖の石歌碑までハイキングです。

記念写真を一枚!

 

みなさんご参加ありがとうございました。海だけでない、若狭湾の秋の魅力を感じていただけたのではないでしょうか。また自然の家でお会いできることを楽しみにしています。

(すばる)