【企画事業】漁家体験シリーズ『第1回へしこ作り』無事終了!

去る4月16日(土)~17日(日)1泊2日の日程で企画事業「漁家体験シリーズ~食文化の伝承~第1回へしこ作り」を実施しました。この事業はシリーズ事業で,若狭地域の伝統的なスローフードである「へしこ」や「なれずし(11月実施予定)」作りを通して,食文化についての理解を深めるとともに,漁家の生活を体験し,漁家の人々との交流を図ることや食育を中心とした健康作りをねらいとして実施しています。今年で8回目を迎え,毎年参加される家族の方もたくさんいる中,今年は,地元福井をはじめ,愛知,京都,兵庫,奈良,滋賀から22名の参加者がありました。

さくら①

1日目は,地元田烏の民宿「佐助」の森下佐彦氏から,若狭の食にまつわる内容について楽しく教えていただきました。

佐助さん①

その後,ぬかで漬け込む樽が納めてある「へしこ樽小屋」の見学に行きました。

樽小屋見学①

地元、小浜のケーブルネットワークテレビ「チャンネルO」さんが、取材に来てくれました。樽小屋で作業に頑張っていた小学生にインタビューをしてくれていました。

インタビュー①

約半年後にこの樽小屋から出された「へしこ」がおいしくいただけることを願って小屋をあとにしました。 次に各漁家へ移動し,それぞれに鯖をさばき,塩漬けにしました。

さばさばく① 活動2 塩漬け①

終了後,ゆっくりと田烏の海を感じてもらうねらいで「磯観察」「磯釣り」等の選択活動体験も取り入れました。

磯観察①

特に「磯観察」では,「ヒトデ」や「アメフラシ」などを実際にさわりながら,美しい自然と,豊かな海の生き物とふれあう時間がとれました。

磯観察②

2日目は,前日に塩漬けをした「鯖」を,今度はぬかで漬け込んでいく作業を行いました。

ぬか漬け

何度か本事業に参加している参加者達は,手慣れた手付きで作業をこなし,周りにも手ほどきするような光景も見られました。

樽漬け

終わりのつどいでは、この4月に自然の家の次長としてやって来ました「山下次長」のご挨拶がありました。

山下次長あいさつ

また、田烏観光協会長の「山下俊幸様(今回、お世話になった漁家「孫六」の若旦那様)からもご挨拶をいただきました。本当にありがとうございました。

山下観光協会長

終わりのつどいの後,いったん解散をしました。その後、選択活動に移りました。 若狭湾の海を感じてもらうための選択活動として,阿納地区にある釣り堀施設へ移動して釣り堀体験を行いました。釣り始めると大きな鯛がたくさんかかり,増川所長をはじめ参加者のみなさんが大きな歓声を上げていました。

所長魚ゲット 釣りぼり

また,違うグループは,本施設に向かい,磯観察や若狭湾クルージングなどを行いました。

クルージング

どの場面でも,若狭の海をめいいっぱい感じることができ,とても充実した時間となりました。
この2日間を通して「鯖のへしこ作り」の体験をするとともに,若狭の食文化への理解を深めることができました。同時に,漁家の方に教えていただきながらの作業や夕食時の話しを通して,漁家の方々との交流も図ることができました。
今回参加されました皆さん、11月5日(土)・6日(日)に開催する企画事業「漁家体験シリーズ~食文化の伝承~第2回なれずし作り」で再会できますことを心から楽しみに待っております!

さよなら

さて、今年度は,近隣施設との連携を図り協力しながら事業展開をするねらいもあり,今回は,1日目の活動を視察するために、福井県立美方青年の家所長および職員の方が来られました。今後ますます協力体制が図られることを願っています。

三方青年の家所長

こうして無事に、今年度の企画事業「漁家体験シリーズ~食文化の伝承~第1回へしこ作り」は終了しました。
この企画が若狭湾の春本番を告げる事業であり、これからますます施設利用の団体も増えて夏に向かってまっしぐらとなる模様です。
これからも、本施設の企画事業を始め、様々な活動にたくさんの利用者が訪れるのを待っています!(シゲさん)