漁家体験シリーズ~なれずしづくり~です。

 この事業は「漁家体験シリーズ~食文化の伝承~第2回「なれずし」づくり」といい、青少年の体験活動の普及啓発を目的とした教育事業です。11月2(土)~3(日)の1泊2日で行われました。  「なれずし」は、若狭の伝統的なスローフード「へしこ」(サバのぬか漬け)に、ご飯とこうじを混ぜ合わせて漬け込んだ発酵保存食品であり、すしの原型とも言われているものです。  実際になれずしを作っている漁家に宿泊していただきながら活動を行うもので、もう10年も続いている人気事業の一つです。ではその様子をちょっとご紹介します。

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小浜市田烏区集落センターで開会式を行いました。担当は梅津企画指導専門職です。

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まずは、漁家「佐助」のご主人で、なれずし作り名人の森下佐彦氏から「なれずし」の歴史や作り方等についてお話いただきました。

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その後、田烏港の防波堤で、釣りを楽しみました。大物が連れたら晩のおかずにしようか、それとも干物にしようか、と思っていると・・・

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かわいい釣り師も獲物をゲット!また、こんな立派なチヌ(クロダイ)も釣れました。自然の家で使っている小物用の仕掛けだったので、驚きです。 

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漁家に戻ってから「なれずし」づくりにとりかかります。今日はぬかに漬かっていたへしこ(春に自分たちで漬けていたものです)をきれいに洗い、皮をむく作業を行いました。

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また、魚をさばいての一夜干し作りも体験しました。これはカマスをさばいているところです。  今日の作業はここまで。明日このサバにご飯を詰めます。後は漁家の方々との語らいの中、おいしい夕食をいただきました。(やまたつ)